2015年07月06日

力まない、やろうとしない、貫け



本日は月に1回の金山孝之さんとの稽古であった。


今回はちょっと色々やり過ぎて、何をやったのか全て思い出せないかもしれないが、出来るだけ回想してみる。


動きについて
雀足、カニ歩き、アメンボ。
雀足、カニ歩きは主に股関節、肚に来る稽古。少しやっただけで汗だくになる。腰脚を鍛練するには持って来いである。アメンボは3歩でどこまで行けるかという剣術等の動きに繋がっていく稽古だが、これが面白い。どうしても1歩を大きく動かそうとすると上体がぶれたり、すぐに足が出てしまって歩が進まなくなってしまう。しかし、金山さんに教えて頂いた上体がぶれないようにする、足が早く出過ぎない、後ろ足の距離感等の重要性を意識する事を実践したところ自分でも驚く位に1歩が伸びた。これなどは本当に意識ひとつで身体の動きが変わるいい例である。


剣術
高速三段斬り、袈裟斬り、正面斬り、下段から相手の小手を取り崩す動き等々。

高速三段斬りは足の動きと手の返しを連動させて動く事が大事だが、やってみるとバラバラに動いてしまい、なかなか連動してくれない。少しでも頭が介入すると、えっ?右足を下げて、手を返して、、、といった具合にぎこちない動きになる。やって行くうちに何とか形になってきて、身体の馴染みや質量を重くして浮きを使ってやると纏まりが出てきて多少は良くなってきた。これからの課題になる動きができたのは有難い。

袈裟斬りに関しては、金山さんに気付きがあり、それに対して少しでも貢献できて嬉しい限りである。やはり部分的に動くと、どうしてもその部分が目立ってしまい、動きに粗が出てしまうので読まれやすい。全体を粗なく丁寧に使ってやると、全体が漠然と動き、読みにくい動きになる。金山さんの袈裟斬りもパッパッと速い動きから、粘土質の物が滴り落ちる様な質が変わった動きになった。

正面斬りや下段から相手の小手を取り崩す動きから感じたのは、力みが抜けてきたという事。以前の稽古なら大抵はあった肩まわりの緊張や筋肉痛が、今回は体幹や肚にしっくりくる感じに変わっていたのには自分でも驚いた。これは最近気付いた力まない事が大きく関係しているのだと思う。力まない事、そんなの当たり前じゃないかというかも知れないが、これが本当に難しい。何か物を拾う時や、箸を持つ時でさえ既に身体が準備して腕が力んでいる。これを強く感じるようになったのは、力の抜けの質が少しだけ上がったからだと思う。私の場合、この時に緊張や力んでしまっている部分に意識を持っていき、馴染ませる。馴染ませると言うのは他の部分と均等になったり他の部分に緊張や力みが溶けていくようにしてやる。そうすると物を持った時でもよりその物と一体化して動ける。これは体術の所でもう少し詳しく書こう。


杖術
今回は杖はあまりやらなかったが、動きの種類によって肩と肩甲骨の状態が変わってくるというのを改めて実感した。


体術
さて体術である。先ほどの力まないという事に関してもう少し。例えば持たれている手を下に落として崩す技がある(浪之下)。これなどは特に持たれた時点で肩まわりの緊張が走りやすく、分かっていてもついつい力んでしまう。まずこの持たれた状態で緊張や力んでいる部分を観ていく。そして緊張や力みが馴染んできたら、最低限の構造の安定だけは守り、後は体重を乗せて行く。力でグッとやるのではなくて、体重が乗っていく。手や腕は介入させないで、地面に吸い込まれていく感じ。これは力まない稽古には良いと思う。
それと 四点不動の上の二点あたりが、砂時計が下に落ちていくような感覚。お腹に向かって溶けていってる感じにも近い。腕と肩まわりのを馴染ませておいて、二点が溶けるような感じで落ちていくと起こりが出にくく、技が通りやすくなった。この力まない事と二点が溶けていく感覚は切り落としや浪之下上にも有効だった。以前よりも力みが格段に減り、肚の辺りの充実感に変わって来たのが意外な変化だった。体術を通して身体を観ていくのは本当に面白い!
その他にもやった気がするが、この体術の変化が私には大きかった。


様々なお話もさせて頂いたけれど、やはり金山さんの姿勢、考え方や気持ちが素直だという事を感じた。こういった方と稽古できて、さらにはコラボまでさせて頂くというのは有難い事です。

今回も本当に実りあるいい稽古ができました!
ありがとうございました!


コラボ企画まで2週間、楽しみです!

コラボ企画ページ
http://karatabi.seesaa.net/article/419462599.html


posted by シンイエ at 23:50| Comment(0) | 武術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月08日

稽古と会話のあいだ


本日は高田馬場で金山さんとの稽古があった。電車を乗り換えてホームへ行った瞬間に人身事故で電車が止まりなんとも不運だと思ったけれど、まぁこれも人生の税金なのねと思うと仕方がないという風に感じられるから面白い。毎月の恒例となったが、今回は稽古、話、稽古、話、と行ったり来たりしていた気がする。しかし、私にとっては会話も大事な稽古である。古(いにしえ)を稽える(かんがえる)事は会話の中でも様々に生まれてくる。だから結局はすべて稽古になる。


今回発見があったのは、剣術においての剣の軌道や握り手、歩法、杖の四方突きに関しての足の動きと手の使い方、下三方突きの体幹に近い腕の使い方等々。こうして書いてみると色々ある。


剣の軌道は、やはり最短距離が結果として肩も上がらないし、むしろ落ちてくるので体幹がより使えてくる感じがあった。下手に動かそうとすると、肩が上がって腕を使ってしまう。これは頭では理解しているつもりでも、身体はまたまだ腕を使いたがるので仕方がない。身体で納得しなければ次へは進めない。


握り手に関しては、私は左利きで、剣術も1人で見よう見まねでやっていた時は左手が上で右手が下に持っていた。つまり右手が主体となって動かしがちだった為に、右手を上にして左手を下にして持った時(一般的に持った時)についつい右手が介入してきて、変に力が混ざってしまうのである。むしろ右手が主体になっている感さえあった。これは今回の稽古の中でも大きな発見だった。今後この右手といかに折り合いよくやっていくかが1つの課題だろう。


歩法に関しては、高田馬場のちょうど良いすべり具合の床で、三歩で何処まで行けるかというのをやった。重心が左右に傾かずに真っ直ぐの状態で、床を蹴らずに、重心の移動を使い前に進む。足が速く出過ぎるとすぐに着地してしまうので、丹田の辺りから足を引き上げるようにして足の滞空時間を長くしてやる必要がある。この歩法に関する稽古は金山さんは多くの引き出しを持っていて、殆どが肚にくる稽古なのでかなりキツイ。なのでそればかりやると、下手をしたら30分位で稽古は終了となってしまう。そういった稽古をしているからか、私よりも歩法の距離が長いのには驚いたし、金山さんの動きには目を見張るものがあった。移動して行く際のブレのなさが凄い。足を隠していれば、ローラーブレードを使っているのではと思ってしまう位に上半身が動かない。何回かやっている内に少しは距離が延びたが、金山さんに杖と連動させて、最後の三歩目で打って下さいと言われ、離れた距離から木刀を構えた金山さんに向かって三歩で進んでいく。三歩目に杖を回し打ちの打ちを行うと、何も持っていないで進んだ時よりも明らかに距離が延びていた。これには自分でも驚いて、やはり得物は自分の身体感覚を引き出してくれるのだなぁとつくづく感じた。普段はできない稽古なので、新鮮であった。

杖に関しては、今までやっていた技をより細かく見て行けたので、それが新しい発見と気づきに繋がり、勉強になった。四方突きの3番目では私は打ちになっていて突きになっていなかったので、ここを修正して頂く。また足の使い方の細かい部分も指導して頂き、気付く事が多かった。下三方突きでは身体に近い所で動かすというのと、下の手を高く上げて、次の動きに食い気味で動く重要性は身体を通して実感できた。


体術では、最近感じている背中の動きについてと肩甲骨が落ち着く場所を探すという事をお話しさせて頂いた。また身体が内に密着している状態も重要だと気付いた。相手と接触する時はガチッとするのではなくて侵入する様に密着していくのは有効なのは知っていたが、自分の身体の中でもそれができているのとできていないのでは大きな違いがあるように思う。


お話もヨガや食事、他の武術や歩んで来た道など多岐に渡り会話が弾んだ。本当に話が通る方との会話は1番の稽古になる。


本日もありがとうございました。
また来月もよろしくお願いします!


来月はコラボ企画もあるので、また新しい展開があるかも!しれない。

まだまだご参加受け付け中です!

image.jpg



気になる方はメッセージお待ちしております!


posted by シンイエ at 21:25| Comment(0) | 武術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月11日

高田馬場での有意義な稽古


本日は高田馬場で金山孝之さんとの稽古であった。この稽古は月1回が恒例となってきて、毎回、金山さんには杖術や剣術をご教授頂いている。私が伝えられる事はあまり無いが、情報交換の場、交流稽古の場としてこの月1回を大切にしている。

今回は稽古半分、話半分の様な感じだったが、とても有意義な時間が過ごす事ができた。色々な話もでき、お話も頂いて、恐縮な気持ちと共にワクワクがあり、これからの展開がとても楽しみになってきた。


ヨガについても話し、呼吸法やアサナ(ポーズ)の意味、内観についても少しだがお話しさせて頂いた。


杖術と剣術は改めて脚運びの難しさを感じ、研究を深めて行かなければという想いが強くなった。膝の打ち抜き、それに見合った身体の連動、纏まり、それらがバラバラではなく、合った動きにならなければならない。ピタッと合った感じはとても気持ちが良いが、バラバラになっていると何処かが詰まり、苦しい。やはりこのイヤな感じを手掛かりに稽古していくのは大事だろう。
重心の置き方や軸の位置などの話も出てきて、話していると話題が尽きない状態となっていた。話だけでも2時間はあっという間に終わるだろうが、稽古の場なので、稽古させて頂く。太刀の重みも少しは良くなったと言って頂き、嬉しかった。それに伴い改善点もドンドン出て来る。
まあそれが楽しいのだけれど。


しかし今回驚いたのは、やはり甲野先生の術理である人間鞠(にんげんまり)の威力であろう。最近はご無沙汰で、この前久しぶりに甲野先生と少しだけ手を合わせる機会があったが、足元から浮かされて、今までに経験した事のない感触だった。


今回、体術の稽古の時に、金山さんが人間鞠を切り落としに応用していて、かなり重みの質が違っていて驚いた。力感もなく、スーッと落ちてくるので上手く抵抗もできない。これはと思い、私も人間鞠を応用して切り落としや浪之下を行ったが、今までより圧倒的に楽で、威力もあったようだ。対人で試したのは初めてだったので、えっ本当かなという位自分の中では効きが良かった。


やはり、腕や足を少しでも意識するとそこの働きが強くなり、結果として詰まってくるのだろう。ただ落ちる。それだけの事が難しい。人が普段どれだけ様々な事を考え、予測して行動しているかがよく分かる。


2時間の稽古はいつもあっという間に終わり、稽古の指針というお土産まで頂いて帰る。金山さんと稽古させて頂くと、今の自分にどの部分が欠けているか、どういう動きが自分の感覚を練っていけるかを的確に導いてくれるので、本当に学びになり、時間の感覚も忘れる位集中ができます。私は何よりもその生き方を尊敬しますが。


本日もありがとうございました!
また来月もよろしくお願い致します。



posted by シンイエ at 20:16| Comment(0) | 武術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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