2015年08月27日

方向性と共通性



先日は伊勢原で卓球の方々向けの講習会を行なった。


最近は方向性の重要さを感じている為に、それに関連した内容となった。


はじめに手を前で組んでグーッと伸ばしてもらう。肩甲骨も突き出すようにして伸びていく。実はこの状態で、ある程度構造がしっかりする。これを崩さない様に歩を進めていけば止めている相手を押して行ける。この時も手は前、肩甲骨は後ろにグーッと伸びていく様にそれぞれの方向性を明確にしてやると、構造が崩れにくくなる。


ある技や動きに対して、1方向に全てを注ぎ込むと寄りかかる事になりやすい。寄りかかりると蹴る動きになりやすく、動きのメインが上半身になりやすい。こうすると正に浮ついた動きになって足元が弱くなる。これもその昔甲野先生が仰っていた事かもしれないが、それぞれの方向性を混ざらないようにして動かす。そうする事で身体に張りが出てきて、力みとは違った構造の強さが出てくる。
テンセグリティーを思い出す。


今、ヨガでもそういった種類のものが出ているが、やはりヨガからの気付きも大きい。先日行ったヨガの講習で方向の重要性を気付きそれからの展開となった。


あー、やはり自分は一つの事を一意専心すると、却ってそれに囚われる事になってしまうなぁとつくづく感じた。
これは一つの道を精進していられる方にはあるいは批判を受けるかもしれないが、私は根本のところで、つまり身体のところで繋がっているので、その人間自身を高めて行くために、自分の目で観て確かめてこれならと思うものをやっている。なので武術やヨガにも必ず共通した身体の使い方があるし、武医一如という言葉もある通り、生かすも殺すも紙一重な部分がある。その共通した身体の使い方を学ばせて頂き、研究し、発見、気付きがあると、身体を通した喜びがある。色々やる事で、なるべく囚われない様に注意しながら学ばせて頂いている。


何だか難しい事を言ってると感じるかもしれないけれど、要は面白い、それに尽きます。こんなにも自分の1番身近な存在である身体が、こんなにも未知で分からないもので、それを探求していく事で自身の中に起きる気付きによる変化。それを感じる事でまた一味違った自分に変わっていくのが何とも言えない良さがあります。


勿論、楽しいことばかりではないが、それも含めての楽しさ。


話が逸れてしまったが、とにかく色々な身体の使い方を通して自分自身を再発見している感がある。おーい、ここだよー!と言われてかる気がして、気付くとやっと気付いたかと言われてる気がする。文章で書くと変人感が増す(笑)


閑話休題。


その後は色々な動きの方向性で張りを認識して、杖術へ。


杖では水車と四方突きを行った。
水車では握らない事と受け取る手の側の小指から握り込む様に意識してやって行った。やはり親指が介入し始めると肩が上がりやすくなってしまう。慣れてきたところで今度は足も連動させて行う。始めは杖と手、足の連動がバラバラであったが、徐々に形になってきてこちらが嬉しかった。ただ、重心が前へ行ったり後ろに行ったりとブレやすいために、安定して行うとまた違った感覚になると思う。
四方突きは以前やった事があるが、皆さん見事に忘れていてはじめから行った。前後は良いがやはり左右の時の足の差し替えと手の連動に苦戦していた。杖を滑らせる感覚、握りしめない事を感じるにはこの四方突きは良いと思う。



その後の卓球では、杖を操作した時の感覚が残っていたらしく、ラケットが振りやすくやりやすいと仰って頂いたので良かった。


やはり関連性を見つけながら色々な動作を見て行くと発見があり、面白い。




posted by シンイエ at 00:26| Comment(0) | 武術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月03日

身体を通じての頭の整理

本日は金山孝之さんとの稽古の日であった。

今回は金山さんから体術のリクエストを受けて、そこから稽古が始まった。

私が体術関係で大事だと思っている事が、金山さんとの稽古の中で明確になってきたので纏めておきたい。


・接触について
接触についてはあくまでも優しく。講習会等では全力で優しく!とも表現するが、やはりこれは大事。力んで相手に入ろうとすると、その力みを手掛かりにして相手に返されてしまう事が多い。つまり自分が力んでいると相手も力んで、力を入れて対応されやすい。そこで接触する部分はあくまで「こんにちは」と挨拶する位の感じで触れて、重心の移動や体幹、股関節を使って崩す。力みが強いと折角の重心の移動等の力が働いてこない。腕の力だけが強くなり、肩まわりに詰まる感じが出てきて生力となる。


・動きを混ぜない
動きが混ざってしまうと、それぞれの部位の動きが活かされない。手はこんにちは位で出していく。ただそれだけ。そこに重心の移動が入ってくる。動きの見た目は変わらないかもしれないけれど、その動きが混ざってしまっているか、別々に作用しているかは、その動きを受けてみれば違いがわかる。


・腕を使わない
これは分かっちゃいるけど、止められない動きの1つ。ついつい普段の動きをしたくなるのが人間の性なのか。腕はあくまでも体感、下半身の動力を伝える所であり、そこが主体ではないという事。


・繋がる
これは技の種類によって大きく異なる。
しかし、繋がる感じも大事だと今の段階では思う。相手と接触して、ある程度入って行くと相手と繋がる感じがある。その時に腕を使って押し込もうとはせず、腕はそのまま。後はその腕に体幹の重みがのったり、重心の移動の重みが乗る。


・中心を取る
これは武術をやるには前提として既に大事な事ではあるが、ここでもあえて書いておかないとすぐ忘れてしまうので書いておく。中心を取るというか、中心を行き続ける。重みがブレないで相手に真っ直ぐダイレクトに乗る工夫。中心が生きてないとブレてしまう。


・日常生活の動作が技になる
これは最近思っている事だが、お辞儀であったり、歩く、立ち上がる、座る、振り返る、物を取る、掴む、触る、といった動作が全て技に通じてくるんだなぁという事。所作の時に働いてる部分が結果として技に繋がる。日常の動きで働いてる部分をよくよく観察してみる事が大事だなぁと感じた。


まだあったような気がするけれど、こんなものかな。


その後は杖と剣術を稽古。間に休憩を挟んで色々お話させて頂く。

杖は足の動きの重要性を改めて認識。足が動いてくると自然に肚の辺りの連動を感じて身体がまとまってくる。

剣術は、まず金山さんの最新の袈裟斬りを見せて頂き、また起こりが一段と無くなったように感じた。この袈裟斬りもやる人によっては中毒性がある(笑)。次に胴斬り、斬り上げを行う。胴斬りはやはり足の運びが難しい。アメンボもそうであったが、どうも私は足の運び系の動きは考えてしまう。素直に動けない。稽古の課題が改めて浮き彫りになったので、それで良しとしよう。斬り上げは今回初めて行ったが、なぜか剣の振りと足の運びがスッと自分の落ち着くところに来て驚いた。どうやら相性が良いらしい。動いていて気持ち良かった。





今日は所々で涼しい風が入って来て、気持ちのいい稽古だった。汗だくだったのは言うまでもないが、それがまた爽快だった。


本日もありがとうございました!
毎回、発見があり、身も引き締まります!
またよろしくお願い致します!



そんな金山さんと8月15日にコラボさせて頂きますので、ご都合が付く方は是非ご参加下さい!(急な宣伝の振りに無理がありますが)



コラボ企画ページ
http://karatabi.seesaa.net/article/422755413.html





posted by シンイエ at 21:09| Comment(0) | 武術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月26日

歩く動作についての研究



歩く動作についての1つの気付きがあった。
それは蹴って歩くと重心の移動が感じられないという事。蹴る歩き方は、グッと蹴り出す時に膝が伸びて真っ直ぐ気味になる。試しにやれば分かるが、膝を曲げた状態で歩くと、蹴れないもしくは蹴りにくい状態になっている事に気付くだろう。その代わりではないが、重心の移動は感じやすくなる。前の足に重心が移り、自ずと後ろ足が上がってきて前へ移す。この歩き方だと半身の感覚が掴みやすいのではないかな。歩法の稽古の重要性はここにあったかと痛感した。


身体操法ではこの重心の移動を感じられるのが重要だという事の気付きも得た。身体の重さといってもいいだろうか。重みをダイレクトに伝える為に、重み、重心を感じる。


これは当たり前の事なのかもしれないが、身体の実感と共に気付いた事なので書いた。
posted by シンイエ at 18:16| Comment(0) | 武術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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